加齢に伴う変化だけでなく、関節炎や整形外科疾患の可能性があります。年齢が高い、手術はもう無理。と考える前に、一度、ご相談していただくことを検討ください。整形外科疾患であっても、外科手術が適応となるもの、あるいは内科(保存)療法が適応となるものがあります。これらの問題を確認し、対応していくことが重要です。
また、整形外科だけでなく、慢性の疼痛の原因としては、高齢のわんちゃんは多発性の椎間板ヘルニアなどによる頚部痛や腰痛も多く診察します。このような場合、病変部が沢山あることにより、単純な手術のみではすべての病変を対応することが難しい場合などもあります。
これらの整形外科疾患や慢性の椎間板ヘルニアなどの慢性疼痛などに対して、当院では、通常の治療に加えて疼痛緩和や治癒の促進するために、レーザー療法による治療を積極的に行っております。もし、頑固な疼痛や跛行、元気がないなどの症状がある場合、ぜひ、ご相談ください。
そして、この秋から、慢性の疼痛や歩行障害、神経症状などのワンちゃんやネコちゃんを対象に、予約が必要ですがリハビリコースを開設しました。これは、約40分〜1時間のセッションになっており、ストレッチ、マッサージ、筋力トレーニング、レーザー療法とアイシングなどが含まれております。内容はそれぞれの症例毎に背景となる疾患や病態が異なるため、症例毎にリハビリメニューを作成します。詳しくは当院スタッフにお問合せください。
京都中央動物病院
電話 075−821−1020
年中無休 診察時間 午前9〜12時 午後2〜7時
住所 京都市下京区五条通柿本町582−3
E-mail info@kyotochuoah.com
URL http://kyotochuoah.com
獣医師 村田 裕史