先日、JBVP(Japanese Board of Veterinary Practitioners)の第22回学会がオンラインでありました。
毎年大阪で行われ参加していましたが、今年はオンラインでしたが参加し個々で学びスキルアップしました。
その一部をご紹介しようと思います。
〜薬の扱い方の常識と非常識〜
「病気の動物にとって薬はとても重要なものです。薬によっては1日飲み忘れただけでも急に容態が悪くなり、苦しい思いをする事がないとは言い切れません。食前後1時間あけたほうが薬の効果として良いもの、割ったり粉にすると効果があまり得られないものと薬には色々とあります。このセミナーを受けて今までよりももっと薬の重要さがわかりました。」(看護師I)
「講演の内容は一般的に薬とは?という話から薬を取り扱う上での理想を確認することができました。
しかしながら薬の効果を最大限引き出すために正しい服用を推奨したいが、やはり動物相手では限界があるため、オーナー様と動物にとって無理がなく、かつ薬の効果を殺さないやり方を一緒に考えることが重要だと思いました。そのためにも薬についての正しい知識を身に着け、その人その人にあったやり方をたくさん知っておくこと、それを伝えられることが大切だと思いました。」(看護師M)
「このセミナーを聞いて薬の取り扱いの重要性について知ることが出来ました。遮光保存法として冷蔵庫は開け閉めで結露が生じたりその温度変化で薬に影響を与えるからお勧めしないことを知りました。また二種の薬を一緒に飲んでしまうと吸収の邪魔をしてしまったり、副作用を起こしやすくしてしまう掛け合わせがあることも知りました。薬は時に体に悪い影響を与えてしまうリスクがあると言うことを知り、それは動物でも人間でも言える事でもあるので取り扱いには十分に注意が必要だと思いました。このセミナーを通してこれからに活かしていけたらと思います。」(看護師N)
次回、エキゾチックの保定や麻酔のモニター管理などなどご紹介していこうと思います。
京都中央動物病院
posted by 京都中央動物病院 at 11:51|
Comment(0)
|
日記